@article{oai:jin-ai.repo.nii.ac.jp:00000916, author = {尾形, 知世 and 矢橋, 知枝 and Ogata, Tomoyo and Yahashi, Chie}, issue = {20}, journal = {仁愛大学研究紀要. 人間学部篇, Research journal of Jin-Ai University, Faculty of Human Studies.}, month = {Feb}, note = {村上春樹文学の人気は台湾でも高く,80 年代より多くの翻訳作品が出版されてきた.役割語には聞き手に話し手の人物像をステレオタイプ的にイメージさせる働きがあり,村上作品の登場人物の独特な発話は役割語の翻訳研究の対象となっている.本稿の目的は,第一筆者が台湾・輔仁大学大学院留学中に実施した翻訳調査に基づき,台湾・中国語版読者の感じる「ナカタさん」の人物像と役割語の関係を探ることである.『海辺のカフカ』(2002)の副主人公「ナカタさん」の日英翻訳調査を行った山木戸(2019)より分析枠組みを構築し,村上春樹の代弁者とされる翻訳家の頼明珠による中国語版を翻訳調査の言語資料として用いた.中国語版「ナカタさん」の人物像とその役割語について量的・質的分析を行った結果,中国語版読者への「老人らしさ」「礼儀正しさ」の伝達度と関連する役割語を指摘し,日本語・日本文化の観点より敬語の翻訳における問題点を示唆できた.}, pages = {1--14}, title = {『海辺のカフカ』の「ナカタさん」に関する役割語:台湾における村上文学の翻訳調査}, year = {2022}, yomi = {オガタ, トモヨ and ヤハシ, チエ} }